サウジの公立学校

なんと公立学校の教育費は、大学まで含めてすべて無料!
うらやましい限りだ。
その上、大学や専門学校には奨学金、住宅手当、生活費、交通費、医療費の給付を受けている学生までいる。
5,60年前までベドウィンが多く、識字率がとても低かったこの国が石油のおかげで急激にお金持ちになり、最初に着手したのが教育の徹底だった。

当初は「子供を他人に預ける」ことや「女の子を人前に出す」ことに、どうしても抵抗がある親もいたと聞くが、政府の努力の甲斐あってか、普通教育学校数、児童・生徒数ともに1970年から7倍に増えた。

「恋するサウジ」 角川書店より