サウジの公立学校

なんと公立学校の教育費は、大学まで含めてすべて無料!
うらやましい限りだ。
その上、大学や専門学校には奨学金、住宅手当、生活費、交通費、医療費の給付を受けている学生までいる。
5,60年前までベドウィンが多く、識字率がとても低かったこの国が石油のおかげで急激にお金持ちになり、最初に着手したのが教育の徹底だった。

当初は「子供を他人に預ける」ことや「女の子を人前に出す」ことに、どうしても抵抗がある親もいたと聞くが、政府の努力の甲斐あってか、普通教育学校数、児童・生徒数ともに1970年から7倍に増えた。

「恋するサウジ」 角川書店より

 

サウジの教育制度

小学校から大学までの普通教育制度は6・3・3・4制で、義務教育は中学校まで。
日本と同じだ。

違うのは、イスラムの教えにしたがって小学校以降は男女別学、公立学校では女子には体育の授業がないこと、また音楽の授業は男女ともにないこと、などだ。

基本的に女子校の先生は女性のみで、男性教師の授業はビデオで見る。

「恋するサウジ」 角川書店より

デーツ(ナツメヤシ)団子

デーツは、なつめやしの実を干したドライフルーツ。
広くアラビア諸国では美容食、栄養食として有名。砂漠で遭難してもナツメヤシをたべていれば一か月生き延びられと言われているほど。

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ラマンダン(断食)明けにも好んで食べられますし、結婚式や来客時には必ずおもてなしの意を込めてデーツが出されます。

ちなみにナツメヤシと棗(なつめ)は全くの別物ですので、ご注意ください。

このデーツをつかったスイーツ、デーツ団子をご紹介します。
材料は、デーツ(ドライ)、ココナツパウダー、飾り用にココナツ、白ごま。

デーツの種を外し、実をつぶし、ココナツパウダーを入れてこねて、丸めます。
ゴマやココナツをまぶします。

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できあがり~♪見た目は中華のゴマ団子のよう。
お砂糖を一切使っていないので、ヘルシーなのに栄養価が高い優れものです。

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肉屋

サウジアラビア王国、首都リヤドを歩けば変なものがいっぱい!
<中略>

牛や羊の恰好のまま、天井から肉がぶらさがっている肉屋。
「これ、くださぁい」
単位はどの店でも“キロ”。

小さい木製の籠の中でニワトリがコッコッと鳴いている。
一籠に一羽ずつ。
これが鶏肉屋さん。

「ハルム・アラビアの夢」 大和出版より

アラブ馬

アラブ馬のファンという人はとても多い。
なにしろ、人の手によってつくられたサラブレッドの三大始祖のうち、二頭までもが「300年前にアラビア半島で生まれたアラブ馬」なのだ。

その勇姿たるや、うっとりするほど美しい。

一度、ジャナドリア(リヤド北東)のキング・アブドル・アジズ競馬場に、競馬見学に行ってみてはいかが?
ただし、「賭け事禁止」のこの国では、馬券を買って配当金がもらえることはない。
それでもごく最近、無料投票式「勝ち馬予想」が当たった人は賞金がもらえる「ご褒美」システムができたとか・・・。

「恋するサウジ」 角川書店より

来日記念イベントを行いました。

アラブイスラーム学院で、「サウジアラビア副皇太子来日イベント」を行いました。

イベントでは、アラビア書道第一人者、本田先生と生徒の作品を展示させていただくとともに、私の5冊の拙著、3枚の絵の展示もさせていただきました。

また、日本人学生によるアラビア語の歌合唱、学院長や学者によるシンポジウムが開かれました。

そして!最後はお待ちかね美味しいアラビア料理。
今回も、豪華な品々でした。(写真を撮り忘れてしまい、お見せ出来ないのが残念!)

改めて、アラビア文化の素晴らしさをたくさんの方に伝えたいと思える、とても楽しいひとときでした。

学生の仲間たち(私もアラビア語を学ぶ学生です)とパチリ。

マイカ―社会

サウジは本当にマイカー社会である。
公共の交通手段は少なく、バスが少しある程度だ。
もちろん、町の中には電車、地下鉄は通っていない。
きらびやかな巨大都市の中は、「駅」というものが存在しないのだ。

日本のように、まず庶民の交通手段としてチンチン電車・バスが発達し、その後だんだん個人がマイカーを持てる時代になった、という発展の仕方と違い、この国は「石油」で急成長してしまったために、イキナリ「ラクダ」から「一家に三台、高級マイカー時代」が来てしまったのだ。

「不思議探検 サウジアラビア」 大和出版より

 

ホンモス(フムス)

ホンモスは日本では「フムス」という名で知られ始めているお豆のディップ。
レバノンが発祥と言われていますが、日本では、地中海料理という名前で前菜セットとして出されることもしばしば。

近頃、地中海料理として紹介されているものの多くは、実はアラビア料理。
地中海というとヨーロッパのイメージがあるかもしれませんが、実は地中海に面している6割はアラビアなのです!

盛り付けのときに、指で模様をつけ、くぼみに、「追いガツオ」ならぬ、「追いオリーブオイル」を入れるがアラビア式。

このヘルシーで、栄養価の高いホンムスは、みんなが大好きで、欠かせない料理の一つ。
肉は大好きだけど高価なのでたくさんは食べない・・というタイプのアラビア人でも、体格があんなにいいのは良質のたんぱく質のお豆をふんだんに食べているからだと思う。

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