片倉もとこ記念沙漠文化財団 サウジアラビア現地調査報告①

片倉もとこ記念沙漠文化財団の理事として、国立民族学博物館、秋田大学、当財団のメンバーと共に4月28日~5月18日まで現地調査をしてきました。

今回受入先としてサウジ遺産観光庁が全面的にバックアップしてくださり、訪サ直後、同庁のプリンス・スルタン・ビン・サルマン長官(先日「アラビアの道」展終了に合わせてご来日)、そしてマッカ州のハーリド・ビン・ファイサル知事から、現地のワーディ・ファーティマ社会開発センターの調査受入の正式なレターが出たことで、予想をはるかに上回る範囲とスピードで民具撮影や現地の方がたへのインタビューを行うことができました。

また、労働省、ワディ・ファーティマ社会開発センターのセンター長、ジュムーム市長からも全面的なバックアップを得て、ジェッダおよびワディ・ファーティマにおいて円滑に調査を進めることができました。

さらにリヤドでは、キング・ファイサル・センターと弊財団の間で、MOUを締結しました。
昨年12月の国際シンポジウムにおいてできたご縁で、今後展示および写真等のデジタルアーカイブ事業において協力していくことが主な内容となっています。