断食(ラマダン)

ヒジュラ暦九月の一カ月間、日の出から日の入りまで飲食・タバコ・欲望を絶つ。

ヒジュラ暦(太陰暦)では一年が354日、つまり西暦より11日少ないので、同じ九月でにその分だけ毎年季節が繰り上がっていく。
断食とは言っても、日中の間だけなのだが、ラマダンが夏季に当たっているときに、水一滴飲めないのはかなりつらいそうだ。
しかい断食はお祭りであり、日没後は家族で豪勢な料理を食いだめする一大イベントなのである。

「不思議探検サウジアラビア」 大和出版より